
第16回日本精神保健・予防学会学術集会のご案内を掲載しました。

掲載日:2012年07月10日(火)
第16回日本精神保健・予防学会 学術集会のご案内
開催概要
会 期: 2012年12月15日(土)・16日(日)
会 場: 笹川記念会館 (東京都港区三田3-12-12)
http://www.sasakawahall.jp/
大 会 会 長: 岩田 仲生(藤田保健衛生大学医学部精神神経科学)
大会テーマ: 精神保健における予防的視点~発症予防から、再発予防まで~
大会会長挨拶
大会会長 岩田 仲生(藤田保健衛生大学医学部精神神経科学)
精神疾患の社会的損失・負荷が我が国の健康上の大きな課題として明確に認識され、精神疾患は五疾病五事業の一つとして地域医療計画の策定が進んでいます。同時に精神疾患に関する医療・保健・福祉に対して第三者的観点からの点検評価も進んでおり、精神疾患専門家からすれば当然と考えられていた認識や取組への疑問も投げかけられるようになりました。例えば精神疾患の原因は何か、病態生理から導き出される治療介入とは何か、診断の客観的根拠や測定できる症状指標は何か。これらの問いに精神科専門家は「未だ不明」と答える状態が実は100年以上も続いているという実態が改めて浮き彫りになっています。それでは、日本の精神疾患の一般住民における有病率はどうか、主要疾患の経過の実態はどうか、発症のリスクとなる因子は何か、どの治療介入によって何がどれだけ改善するのか。これらについては調査検討を行えばある程度答えられる内容なのですが、実際にこうした議論の土台となる指標についてもまだ充分とはいえないのが現状ではないでしょうか。
精神疾患の医学医療・保健・福祉はこの新たな局面において積極的な役割を果たすことが求められています。医学研究については「脳科学」の視点から精神疾患の本態にせまるべく取組が強化されつつあります。同時に保健・福祉に関しても車の両輪としてさらなる発展が必要です。本学会は精神疾患研究における重要な分野としてますますその役割が増してきています。こうした観点から本大会のテーマを、発症予防のみならず再発予防にもおいても内外の研究者・臨床家の活発な参加議論を促進できればと発案しました。精神疾患の「先制医療」には病態の解明と客観的指標の同定が重要です。ストレスに対する科学的な認識と対処法の開発も進んでいます。また再発の防止は特に集学的な対処が肝要です。
本学会への積極的な参加を心よりお待ちしております。
プログラム
第16回日本精神保健・予防学会学術集会では、下記のプログラムを予定しております。
プログラムの詳細は、決まり次第お知らせいたします。
プログラム内容は、今後変更になることがありますのでご了解ください。
■会長講演 (1題)
■特別講演 (1題)
■教育講演 (1題)
■シンポジウム (7セッション)
■一般演題(公募、口演)
■ランチョンセミナー (4セッション)
■イブニングセミナー (1セッション)
■懇親会(12月15日)
参加申込
参加申込は当日会場で行います。参加は会員および守秘義務を負っている方に限ります。
■大会参加費
※変更となりました。ご注意ください。
・会員 医師 7,000円(抄録含む)
・会員 コメディカル 5,000円(抄録含む)
・非会員 医師 10,000円(抄録含まず)
・非会員 コメディカル 8,000円(抄録含まず)
・学生 3,000円(抄録含まず)
・プログラム・抄録集 別途2,000円で販売
なお、学会年会費は 5,000円です。
入会についての詳細は、日本精神保健・予防学会ホームページ(http://www.jseip.jp/)
をご参照ください。当日の入会も受け付けております。
■懇親会
12月15日(土)の学会プログラム終了後、会場内において懇親会を予定しております。
詳細については、決まり次第お知らせいたします。
■ポイントのご案内
・日本精神神経学会 C群
(参加 4時間未満・・・20点、4時間以上・・・40点)
・日本作業療法士協会 1ポイント
が取得いただける予定です。
演題募集のご案内
第16回日本精神保健・予防学会学術集会では、一般演題(口頭発表)を募集いたします。
申込を希望される方は以下の要領をご参照ください。
(1)応募方法
・一般演題の申込はすべて日本精神保健・予防学会ホームページ (http://www.jseip.jp/)にてお願いします。
・発表希望者は、日本精神保健・予防学会ホームページより抄録掲載 用原稿用紙をダウンロードし、ご記入のうえ添付ファイルとして同ホームページ演題応募ページよりお申し込みください。
・採否につきましては、大会事務局にご一任ください。プログラム決定後、メールにてご案内いたします。
(2)演題申込締切
平成24年8月16日(木)17:00まで 8月28日(火)まで延長いたします。
(3)抄録原稿
・演題名、発表者氏名、所属、抄録本文を記載してください。抄録本文は、可能な限り、背景と目的、方法、結果、考察、文献などの項目に分けて記述してください。
・研究の倫理的側面については、ヘルシンキ宣言に基づいて十分にご配慮いただき、抄録に その旨を明記してください。 配慮が不足しているとみなされた場合は受理できない可能性がございます。
(追記のお願いをする場合がありますので、あらかじめご了承ください。)
(4)応募資格
発表者は、大会当日、日本精神保健・予防学会の会員であることが必要です。
発表前までに必ず入会いただけますようお願いいたします。
(ただし、共同演者については、この限りではありません。)
入会については、日本精神保健・予防学会ホームページ(http://www.jseip/)をご参照ください。
(5)当日の発表について
発表方法はPCプレゼンテーションとなります。発表時間は討論を合わせて10分程度を予定していますが、変更の可能性がありますのでご了承ください。
プログラム決定後に正確な発表時間をお知らせします。
お問い合わせ先
●第16回日本精神保健・予防学会学術集会について
大会運営事務局:
プランニングオフィス アクセスブレイン内
〒113-0034 東京都文京区湯島3-31-5 YUSHIMA3315ビル 3階
TEL: 03-3839-5036
FAX: 03-3839-5035
E-mail:jseip16@accessbrain.co.jp
●日本精神保健・予防学会について(新入会・年会費等)
学会事務局:
東邦大学医学部精神神経医学講座内
〒143-8541 東京都大田区大森西6-11-1
FAX: 03-5471-5774
E-mail:jimukyoku@jseip.jp
学会ホームページ http://www.jseip.jp/
理事長:水野雅文 (東邦大学医学部 教授)